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TREEFORTE Landscape Design

WORKS

ブランチ横浜南部市場

平成15年3月末に中央卸売市場としては廃止された横浜市南部市場は、本場(中央卸売市場)を補完する加工・配送、流通の場として活用する「物流エリア」と、食を中心としたにぎわいを創出する「にぎわいエリア」に分け事業を進め、2019年9月にBRANCH横浜南部市場として開業しました。「にぎわいエリア」は、発見「いつも新鮮な発見がある店舗群」、体験「五感で食を体験できるコンテンツ」、 発信「地域の食と食文化の発信」の3つを基本コンセプトに大和リースが横浜市と20年間の定期借地契約を結び、商業施設の整備と運営を行っています。

にぎわいのエリアには飲食店、カフェ、物販、地場の食材を扱う専門店など多彩なテナントが入居し、地域にとって新しいにぎわいの拠点が生まれました。

本計画では潮風が吹く海際の商業施設ということで、にぎわいに寄与しながらも環境の植生を考慮した植物を選定し、普段ではあまり見つからない規格の大きさの樹木や品種を織り混ぜて、非日常的な風景をつくりました。コンクリート土間と木製パレットで構成されたエントランスガーデンには人々を出迎える豊富な緑が植えられ、遠くから眺めても近くで触れてみてもそれぞれの風景や雰囲気が楽しめるようにし、飲食店やカフェの前庭としても構内道路や駐車場の喧騒を気にすることなく緑を見ながらゆっくりとした時間を過ごせるように計画しました。また、ガーデンを散策しても楽しめるようにグランドカバーにはオーナメンタルグラスを中心にハーブの香りや花と葉の彩りが体感できるような植栽としています。

海側には大きく開けた芝生広場を設け、シンボルツリーとしてシマサルスベリ、桜に変わる花の名所となるようなヒトツバタゴの並木、ちょっとした広場の緑陰形成には大きめのハマビワ、施設間には常緑ヤマボウシ(イエローペイジ)など、品種や規格に拘りセレクトした樹木が人々の居場所やアクティビティに潤いと彩りを与えてくれます。

ブランチ横浜南部市場 https://www.branch-sc.com/yokohama_nanbu

概要

竣工年2019年
所在地神奈川県横浜市
事業主大和リース株式会社
建築設計Open A Ltd.
ランドスケープデザインstgk inc.
照明計画LPA Ltd.
植栽工事サカタのタネ グリーンサービス株式会社
撮影清水隆裕

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